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ラマダンの基本事項:イスラム教徒の斎戒(断食)の月

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ラマダンの基本事項:イスラム教徒の斎戒(断食)の月

ユダヤ教徒やキリスト教徒、仏教徒そしてヒンドゥー教徒のような多くの宗教団体は、何らかの形で節制 – あるいは断食 – を実践している。

イスラム教徒も断食(アラビア語でサウムと呼ばれる)を、毎年ラマダンの月の間に行う。

この期間において、イスラム教徒は、最初の光から(すなわち日の出前)から日没までの間、食べ物と飲み物、および性的関係を控えることを要求される。

しかし、妊娠中または月経中の女性、高齢者や病人など、一部のイスラム教徒は、この行為に従事することが困難であると考えられる人々に、神が譲歩を与えるため、断食は免除される。

ラマダンはいつですか?

太陽暦であるグレゴリオ暦と異なり、 イスラム暦は、太陰暦を採用している。

新月の観測は、各月の始まりと終わりを記録する。

イスラム教徒は、この時期の月の観測をを非常に重要視している。

しかし、これはイスラム教徒が、月または月の神を崇拝していると混乱させる訳ではない。

イスラム暦の9ヶ月目であるラマダンは、毎年変わる。通常、グレゴリオ暦で毎年10日早くなる。その期間はイード・アル・フィトルの祝賀で終わる。

しかしながら、現地の月の観測に基付いて、世界のさまざまな地域で、日時はわずかに異なるかもしれない。

これは神の知恵と憐れみによるものだ。

なぜなら、誰もが最終的に彼らの居場所に基付いて、異なる季節に斎戒を経験するからである。

イスラム教徒は何故断食するのか?

信仰する者よ、あなたがた以前の者に定められたようにあなたがたに斎戒が定められた。恐らくあなたがたは主を畏れるであろう。[偉大なるクルアーン 2:183]

イスラム教における他の崇拝行為と同様に、イスラム教徒は神が命じたように斎戒する。クルアーンの章が啓示される以前に、イスラム教徒は特定の日に斎戒していたが、義務的持続期間はなかった。

斎戒の目的は、イスラム教徒が敬虔さと神の存在意識を得ることである。(アラビア語でタクワとして知られている)

斎戒中の内面の精神をより信心深い立場に引き上げるために、肉体的な欲求(飲食、および性的な親密さ)を故意に

否定することで、その性質が鍛えられる。

これがどのように機能するかを理解するために、人間は2つの側面を持つと考えてください。1つの側面は身体であり、もう一つの側面は魂である。

身体の栄養供給のために、バランスの取れた食事をとる。魂を養うために、私たちは祈り、自己反省、そして神への祈祷のような精神的な崇拝行為を行う。

残念なことに、私たちの多くは、身体に対して過度に甘んじてしまう傾向がある為、不健康な身体になってしまう。さらに悪いことに、精神的な面も怠ってしまうことでもっと不健康になる。

もちろん、空腹と喉の渇きは心を和らげ、貧しい人々の理解を深めるのに役立つ。

斎戒者は自ら食べ物や飲み物を控えるが、貧しい人たちは、多くの人が与えられている基本的な生計を立てるのに苦労している為、毎日お腹を空かせている。

それは斎戒についてだけですか?

ラマダンの主な焦点は飲食物と親密さを控えることだが、イスラム教徒はこの月にもっと良い性質を伸ばそうと努める。

彼らは、陰口やゴシップや精神に有害なものを見たり聞いたりすることなど、罪深い行為から遠ざかろうとする。

預言者ムハンマド(彼に平安と祝福がありますように)はイスラム教徒に助言した。

斎戒は鎧である。ですから、あなたのうちの一人が斎戒している日であるならば、彼は言論に浪費されるべきではなく、罪深くもなければ、無礼であってもならない。そして、誰かが彼を非難したら、「私は斎戒している人です」と言うべきである。[ブハーリとムスリム]

多くのイスラム教徒はラマダン期間中に義務付けられたチャリティー(ザカートと呼ばれる)を支払う。なぜなら、この月に善行をすることでより多くの報酬が得られるからだ。

イスラム教徒は、お金とともに、困っている人たちを助け、夕食(イフタール)を貧しい人たちと共有するために、地域社会への貢献にも取り組んでいる。

これらの善行で、ラマダンの間に追加の報酬を得るが、イスラム教徒はラマダンだけに制限するべきではなく、そのような高貴な行為を、一年を通して実行、規則的な習慣を作るために、ラマダンの勢いを活用すべきである。

ラマダーンと啓示

ラマダーンの月こそは、人類の導きとして、また導きと(正邪の)識別の明証としてクルアーンが下された月である。[偉大なるクルアーン2:185]

ラマダンは、神がイスラームの聖典(クルアーン)を預言者ムハンマドに啓示した月なので、特に重要である。

ラマダンの間、本の全体が神の臨在から啓示されたが、全て一度にまとめて与えられなかった。

代わりに、それは23年の期間にわたって間隔を置いて明らかにされた。 このように、イスラム教徒はその月の間にクルアーンを特別な名誉として、日中および夜間の追加の祈りの間にそれを暗唱する。(タラウィーとして知られている)

ラマダンの特別な夜

「本当にわれは、みいつの夜に、この(クルアーン)を下した。みいつの夜が何であるかを、あなたに理解させるものは何か。みいつの夜は、千月よりも優る。(その夜)天使たちと聖霊は、主の許しのもとに、凡ての神命を齎して下る。  暁の明けるまで、(それは)平安である。」[偉大なるクルアーン 97:1-5] 

天命の夜(ライラトゥル カドルと呼ばれる)はラマダンのピークである。クルアーンが啓示された日として、とても重要な意味がある。その夜の善行が指数的に増やされる。

その一夜は、1000ヵ月より価値があるとされる。

ラマダンを体験する準備はできましたか?

あなたがイスラム教徒でないなら、今年のラマダンの間に数日間断食を試みることに挑戦しませんか?いっそのこと、あなたの友人の何人かを集めて、あなたたちのうちの誰がその月の間に多くの日を断食することができるか競ってみて、後日あなたの感想を私たちに共有してください – あなたがどのようにして成功したか、そしてあなたが実践から学んだことを私たちに知らせてください。

どのようにするのですか?

1.食事の準備に十分な時間を持つことができるように、「真の夜明け」(またはファジャールの時間)の約30分前に目覚まし時計を、設定してください。地元のモスクやネット上で、ラマダンのカレンダーを入手し、ファジャールが始まる時間を調べてください。

2.真の夜明け前に、おいしい朝食をとり、歯を磨いてください。

3.斎戒をする意図を持ってください。重要な点は、真の夜明けから日没まで、食べ物と飲み物(水を含む)、喫煙および性的関係を避けることです。また、ゴシップや他人を怒らせる可能性のある言動から敬遠する意図を持つことが勧められる。

4.まだ朝の早い時間であれば、一日が始まる前に気軽に睡眠をとってください。

5.日中は、控える様に意図していた事項を避けるよう努めてください。

6.日没時(ラマダンのカレンダーのマグリブ時)には、飲食で斎戒を解いてください。甘いもの、例えばデーツまたは水のみで斎戒を解くのが最善である。

7.斎戒中に感じたことや経験から、時間をかけて学んだことを振り返ってみてください。

8.その他に斎戒したい日があれば、ステップ1から7を繰り返す。

ラマダンチャレンジを頑張って下さい!

ヤク―ブ マンジュー

 

 

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